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ぽっぽが教えてくれること

ぽっぽが教えてくれること

ONE Healthの考え方が年々浸透してくる中で、私たちは、「てとて、One Health projectと題し、獣医学的背景をもとにこの地球に生きる全ての生き物の命を1つとして捉え、持続可能な健康を目指した活動をはじめました。

 旭川旭神センター病院緑の森どうぶつ病院の裏手には、ドックランから続く美しい原生林があります。現在市民の人が自由に入れるふれあいの森として旭川市が管理していますが、私はこの場所をまちにおけるモデルフォレストとしてデザインしたいと考えています。

 私たちは私たちの都合で、森を壊し、どうぶつたちの住処を奪ってきました。
そんな人間たちの都合で傷を負うどうぶつたちを緑の森どうぶつ病院では、野生動物の治療を行う認定病院として、命を救っています。
自然の中まで足を踏み入れることはしないですが、誰かの手によって命が繋がれる場面に出会った時、どうぶつ病院としてスタッフ一同全力を尽くします。

そして休養中のどうぶつたちは、自分の命を救ってくれ、可愛がってくれる緑の森のスタッフが大好きになります。

 

最近、緑の森の仲間になった鳩のぽっぽのお話です。
ある日、怪我をしたあかちゃん鳩を飼い主さんが病院へ連れてきました。まだ飛ぶことも難しかった赤ちゃん鳩は、病院で治療をし、スタッフの休憩場所で療養をする事になりました。ぽっぽと名付け、スタッフの握った手の隙間から毎日餌をもらっているうちに、みるみる元気になっていきました。休憩時間にみんなに可愛がってもらっていたぽっぽは、緑の森のスタッフが大好きに。大きく羽を広げ、羽ばたくようになったぽっぽは、緑の森のスタッフの一員として働き始めます。朝はセンター病院の入り口にある白樺のデッキに留まり、飼い主さんとどうぶつたちをお出迎え。帰り際には、具合が悪いどうぶつたちが乗ってきた車に留まりお見送り。最近では、2階の事務所に歩きながら入りmtgにも静かに参加します。(笑)

 クスッと笑ってしまうような日々にぽっぽの存在の大きさを感じます。

やさしく、たくましい小さな生き物たちは、私たちに問いかけてくれているのでしょうか。

自然界と人間社会はどのように共生していかなければいけないのか。
正直正解はまだまだ見つけられていません。

それでも、誰かが弱っている命を救いあげるために結界を越える行為は、“愛”がつなぐ命であり、医療に携わる者として最善を尽くしていくことが使命であると心に止めています。

 

 

text by KIRIKO

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